それぞれにさくら

掲載日:2002.03.29

毎朝のテレビの画面から今、満開の桜の便りが届けられてますね。店内では 先日まで咲き誇っていた「さくら」があっけなく散ってしまって寂しくなった壷が鎮座しています。庭の桜の木は 心なしか芽が膨らんできているように感じるのですが、桜が開花する春はまだまだですね。
今朝ニュースの中で「それぞれに 想いがめぐる桜かな」と詠んでいました。本当にどうして桜はこんなに人の心の中に入って来るのでしょう。春の人生の出発や別れの季節に咲き、散る花だからでしょうか。淡いピンクが人の心をとらえるからでしょうか。私の中にも満開の桜は幼き頃といっしょに浮かんでくるのです。
さくら前線が北海道の最北端へ到着するまでテレビの画面の中から私も色んな想いをめぐらしながら桜を愛らしく眺めていたいと思いました。