実は、シンプルが一番むつかしい

掲載日:2009.09.11

実は、シンプルが一番むつかしい

今月末に「日本育種学会」の公開シンポジュウムが、北大にて開催される。 
ケータリング(出張料理)”美利香”が、新品種の食材を使って料理をお受けするようになった。 
今回も、じゃが芋(きたかむい、いんかのひとみ)や米(ゆめぴりか)などで、その物も味を活かしたメニューで提供して欲しいとのこと。 
とってもシンプルな料理でいいのだ。 
でも、これが実は一番ムツカシイ様な気がする。塩、胡椒のほか色んな調味料を使って素材の味よりもその他の味が生きている料理はいっぱいあるし、そうやって作る方が味を誤魔化せるような気がする。 
じゃが芋の本来の味を活かした料理となれば、本当に味付けもシンプル、調理もシンプルでよい。 
ほんのちょっとのサジ加減で、本来の味を出せばいいのだけど、このサジ加減がムツカシイと思う。 
そういえば、先日頂いた「健康とうふ」は、空知管内のダイズを使い、水は苫小牧のミネラルウオーター「支笏の秘水」を使って作っているので、シンプルに食べて欲しいと言っていた。 
シンプルに食べてもらう為に、素材を傷つけない材料を使うというこだわり方。 
いい加減な事では、素材の味は引き出せないと改めて思った。 
(雪印クンとも仲良しになった東京の中学生。→)