森の鳥

掲載日:2005.06.05

朝からカッコーの鳴き声が聞こえて来るようになりました。
花茶の建っている場所は、昔、近くに小さな森があって夏になるとカッコーが飛び交い、けたたましく「カッコー、カッコー」と歌っていました。真夏のような暑い日も、どこから出てくるんだろうと思うような元気な鳴き声です。歌の文句にある”森の小鳥””静かな森”のイメージが、見事に砕けてしまったと言うのが、私のカッコーに対する初めての感想。
でも、朝もやの中から遠く鳴き声を聞くと、何となく穏やかな良い気持ちになってしまいます。(どうぞ、近くに来て姿を見せないで下さいね。)
森が無くなった事と、車の往来が激しくなって、カッコーには住みにくい場所になったらしくこの数年は姿を見ていません。
今朝も、遠くの鳴き声を聞きながら、遠い昔に思いを馳せていました。あの場所は、豆畑だったり、甜菜やデントコーンを植えた畑でした。 そこで、汗を流しながらカッコーを見上げていた私が居た畑です。