最後のメッセージ

掲載日:2008.05.30

亡き幼馴染からの遺言とも思える最後の手紙が、届きました。 
果たせなかった夢は風に乗って果たすという約束と感謝の気持ちばかり綴られたものです。 
人は何時か死を迎えます。 
病になって初めて、生きる事のすばらしさや、命の尊さ、いつか来る死について真剣に考えると思うし、 回りの家族や私たちもその人を通して同じように命について深く考える機会を得ます。 
お嬢さんからのお手紙の中に”母は、命について真剣に考える機会を私たちに与えてくれました。とても母を尊敬し、感謝しています。” というような文面が添えられていました。 
「しみったれた顔で死にたくない。笑って明るくさよならを言うから」と、気丈に笑いながら言っていた彼女の笑顔を思い出しました。 
私もお嬢さんも、病の床に臥す彼女でなく、明るく笑っている彼女をいつも思い出せる事が、嬉しいです。