タイムスリップ

掲載日:2017.06.10

タイムスリップ

探し物をしていたら20世紀(1999/冬)の女性向け自分探し雑誌が出てきたと友人が写真を添付してメールをくれた。 
その雑誌の中の写真は48歳のワタシ。(笑) 
略20年前のふくよかなワタシでした。 

当時、農家の母さんの起業が珍しくて随分と多くの取材などを受けていました。 
私としても、今始めた事を無にしたくないし、一生懸命だったので取材を受けることで花茶の名前を売る事になると営業の気持ちでお受けしていました。 
日経新聞や毎日新聞の全国紙面も飾らさせて頂いた事も、本当に有難い事でした。 

小さなお店の設計に掛かっていた時に、「この店が増築するようになるなんて夢の又、夢。でも、借金してでも増築しないといけないようになったら嬉しいねぇ。」 
と、夫と話した頃が思い出されました。 

色んな事がありました。沢山の人たちと巡り合い、お話をし、お付き合いもさせて頂きました。 
その全てが、今、花茶や私が有るために必要だった事なのだと思います。 
どんな事も。 
行政機関との辛いやり取りやお客さまからの叱咤の声も何一つ無駄なものは無かった。 
そして人との出会いも今私が有るために必要な出会いだったと思います。 
神様が、用意してくれていた人たち、事柄、モノに出会い突き当りして私も花茶も今日があるとそんな風に思える。 

すっかり忘れていた過去の色んな場面が、この一枚の写真を眺めることで蘇ってきて起業当時の自分の抱いていた夢の世界へタイムスリップ出来ました。 
”夢は、いつかきっと叶う。”と思ってきたけど、今は、”夢は叶えるもの”だと思います。 

夢の第一歩であった「いちご狩り」農園も28年目です。 
毎日、まだですか?の電話が鳴りやみませんが、あと1週間から10日後がメドです。 
花茶のスタッフたちは、いちご狩り向けて準備に勤しむ日々です。 
息子たちは、4月の大風で倒れた受付小屋を建築中でお店クローズ後は夜遅くまで慣れない大工仕事しています。 
後は、晴天の穏やかな花茶日和を願うだけ。 
必ずというほど崩れる週末の天気。困りますけど、神様。