事業化の勘

掲載日:2006.02.18

今朝、友人から新聞のコラムの切り抜きが送信されていました。

料理の美味しさを伝えるには2つの手段がある。
一つは、職人の技がさえわたっていること。
2つ目には、人柄や土地柄が感じられる温かさがあること。 お客様は、その土地に入ったときから「食事の時間」に入っている。その土地の野菜や果物にメニューを重ね合わせている。

花茶や私の思いがこんなに巧く表現されていることに、すごい感動を覚えました。
但し、職人の技は、いまひとつかも知れませんが、地域で採れる食材をその旬の時期にいかに活かしてお客様におもてなしするか、花茶なりに努力はしているつもりです。

まだ、小さなスタートではありますが、友人たちとケータリング事業(登録先、札幌コンベンションセンター)を始めています。♪
ある方のアドバイスの中に、「お袋の味」という言葉に酔い過ぎてない?そんな甘い事業じゃないとカツを入れられたこともあります。確かに、事業することは、”素人のこれでいい”ではすまされない、プロとしての要素が不可欠。
私たちの料理には、スマートさや豪華さは無いと思えますが、日々野菜や果物、海産物と暮らしを共にし、その食材の育て方から始まり、美味しい時期を周知し、野菜たちの素材の美味しさや活かした料理方法を知っています。
何よりの今朝、畑にあった野菜や果物が、その日のテーブルにのります。
北海道へいらっしゃったお客様たちに、ありきたりでない北海道のお料理でおもてなししたい、そんな思いを込めた事業です。
思いはいっぱい、でも、うまくは伝えられませんが、北海道の郷土料理や伝統料理、そしてお袋の味に愛という隠し味を一滴加えて…。