いちごの苗を植えています。

掲載日:2021.08.24

いちごの苗を植えています。

「奥さんは、どこから来たんですか?」

昨日から花茶農園ではいちごの苗を植えています。
毎年、シルバー人材センターから来てもらって、畑の仕事のお手伝いをしてもらっている。
今日は、少し余裕の時間が有ったので、私もシルバーさんと一緒に(私もシルバーだったわ。)畑にでて苗を植える作業をした。(いや、ちょっとだけ、手伝った。)

見慣れないおばさんが、人材センターの人たちに紛れ込んで苗を植えているので誰だろう?と思ったらしい。
「主です。」ここの主ですよ!(笑)

何年ぶりだろう…、こうやって植えるのは。
”女の意地”を出して、イチゴ栽培に取り組んでこうやって苗を植えたり、草取りをしたり…。
ここまで続くとは思わなかったし、婿さんが、これほど丁寧に農業に向き合っていちご栽培にも力を注いでくれるようになるとは想像もしてなかった。

おおざっぱだった夫とは正反対なのでハラハラすることもなく安心して任せられる婿さん。
お陰で花茶のいちご狩りはコロナ禍でもお客さまに安心して頂いているように思う。

こうやって苗を植えながら安らいだ気持ちでいられることに、きっと夫も喜んでいるだろう。

「朝、目が覚めた時、今日はもう働けないかも知れない。体が、こわいなぁ(しんどいなぁの意)と思うんだけど、ちょっと動き始めたら、まだまだ働けると思うんだよね。」
と、シルバーさんたちが会話していた。
仕事に来てくれている人たちは、どう見ても60~80歳台の年配者です。
お金じゃなくて、働いて体を動かすことで元気でいられるし、そこに生きている事や自分の存在価値を見出している方たちだと思う。

私も、しんどいと思うこと有るけど、仕事が無くなったら自分が無くなるような寂しい気持ちに落ち込みそうな気がしてならない。
いちごの苗を植えながら、初心の志や歳を重ねて思う仕事への向き合い方など取り留めもなく想いを巡らしていました。

そうそう、このいちごの苗は、来年6月にオープンするいちご狩り用の苗です。
略、10ケ月の時間を得て、いちごのシーズンを迎えます。
大きくなぁ~れ。美味しくなぁ~れ、いちごちゃん。お客さまが、楽しみにしているよ。