手のファンタジー

掲載日:2012.12.15

手のファンタジー

この1週間、花茶タイムを過ごして下さった大井弘子さん。 
とっても、可愛いおばあちゃんだけど「ひろこさん」と、呼ばせて頂いた。 
花茶のすぐ近くの「ポエティカ」で、ひろこさんの小さな人形劇を開催したのでスタッフと駆けつけた。 
とっても華奢なお身体のひろこさんなのに、手のエネルギーが凄くて、美しくて、うっとりしてしまう。 
指の動きだけで、訴えようとしている事、話そうとしていることが、伝わってくる。 
言葉も説明も要らない。 
ある意味で、現在社会は親切丁寧に言葉や説明が、多すぎるんだなぁと思ったりした。 
操り人形劇も、遠い昔の幼子の私に戻っているような気持ちで見ていた。 
手動の蓄音機に併せて踊る操り人形。 
器用に操るその手の動き。芸術です。 
子供の頃、蓄音機の前で聴いた柔らかな優しい音色を、懐かしく思いながら聴いていた。