お祝い

掲載日:2019.12.18

神戸のM氏と別れてから大阪の叔母の家へ寄り、そしてJRで高知へ向かった。
新幹線に乗るのもちょっと嬉しいし、高松からアンパンマン列車で高知へ向かうのも、何だか子供のように嬉しかった。
持参した単行本を読む気にはなれず、車窓から風景を眺めて、いつもの飛行機とはちがう感慨に浸っていた。
中々、良いものだ。

ごく身内で父の3回忌のお参りをすませた。
在りし日の父や母が、鮮明に思い出された。

私は、あなた達の娘としての親孝行ができたのだろうか?
ずーと自問自答しながらも答えが出てこなかった。

高知青年の船の乗船仲間が、この秋、藍綬褒章受賞のニュースをもらっていた。
全員の集合には成らなかったけど、何人かでお祝い会。
乗船してから略半世紀の時間の経過で、今回半世紀ぶりにあう仲間もいて、お互いの歴史の刻まれた顔にお会いして、爆笑ばかりです。

たとえ半世紀の時間が過ぎていても、気持ちは当時のままで本当に気の合う仲間と言えます。
懐かしい写真を眺めては笑い、当時を振り返り振り返り、話が尽きなかった。

いつも必ず顔を出してくれていた友をひとり見送った私たちだけど、その友の奥様が参加して下さり、仲良し関係は進行形のまま。
本当に良き仲間たちと思う。

そういう仲間を持っているから、私は北の島でも頑張れるのだと思った。