少しだけ縄文時代に触れてみた

掲載日:2021.11.13

少しだけ縄文時代に触れてみた

花茶から5キロほど走った処にキウス周堤墓群があります。
そう、北海道・北東北縄文遺跡で世界遺産になった墓群です。

”世界遺産”と、名の付く遺産が、こんな身近に在ることに感動しているけど、まだ、実際には見に行ったことが無い愚かな私。
でも、墓群のあるこの沿線は大好きなところで、四季を通じてここを通過するときフト縄文時代の人々に想いを馳せるときも有ったり、何か清涼な気配を感じて木立の辺りを見回すこともあります。

縄文時代には農耕や動物を飼って食べるという生活が無く、狩りをしてとか山菜を採って食べていたという生活が1万年以上も続いていたなんて、想像できますか?
自然は豊かで生物が多様にいて1万年以上も農耕もせずに定住可能な暮らしが出来ていたのです。

学生時代に確かに縄文時代の勉強はしてきていたけど、本当に薄っぺらいもので今、身近に縄文時代の跡をみたり当時の土器などを見ると奥の深さに感動します。
当時の人たちも今と変わらぬ感性の豊かさを持っていて、発掘された土器や装飾品を見るとこんな技術をいつ習得したんだろうと人間の知恵、精神性に驚きました。
翡翠の装飾品や手の込んだ絵模様の器など、昔から美意識も生活の一つとして取り入れた暮らしがあったんですねぇ。

これらの埋蔵品は千歳には埋蔵文化財センター(千歳市長都 0123-24-4210)があり数々の展示品から縄文文化に触れることが出来ます。
是非、一度キウス周堤墓や埋蔵センターへ足を運んでみてください。

この秋、発掘作業をしている現場を走行中に見る事が出来ました。
写真は、遺跡の案内サポートをされている花茶フレンドのHさんが提供してくれたものです。