夢チカラ

掲載日:2021.12.29

夢チカラ

26日をもちまして2021年度の営業を終了させて頂きました。
今年も”あっという間に”に…この単語は使いたくないと思いながらも、やっぱり”あっという間”の実感が強くて使わないではいられません。

今日もコロナ感染者数のニュースが気になる。
少し落ち着いたかなぁと思う矢先に油断していることをせせら笑うかのように微妙に増えているようです。

花茶も先行き不安を思うスタートで始まり、一番お客さまの多いシーズンに自粛体制にはいるという悔しい思いをしながら過ごしてきました。
でも、お客さまの応援やご協力を頂いて、笑顔を無くさないでテイクアウト営業や人数制限をしながらのイチゴ狩り等など継続できた事、何より有難く感謝しています。
ほんとうに、ほんとうにありがとうございます!

先日27日、営業を終えた花茶でHAL財団さんの取材撮影を頂きました。
丁度4年前のこの日、HAL農業賞受賞の報告をU氏が届けて下さった日でした。
実は、何年も前からこの賞が欲しかったわたし。
でも、手の届かない賞(一度応募して外された経験あり)だと100%諦めて応募はしませんでした。
受賞のお知らせを頂いたときは、もしかして「オレオレ詐欺」?と疑ったほどでスタッフも信じていなかったくらいです。

その日の朝は、父の他界の知らせも入り起業をした私を気づかっていた父からの贈り物のようにさえ思えた。
とっても冷静にU氏にお会いして、その温かい人柄に父の死を打ち明けてしまった。感慨深い日です。

花茶の経営が素晴らしいなんて思わない。
ギリギリの線で家族もスタッフも踏ん張って仕事に向き合っているから気を休めるゆとりは、きっと、現の社長にも無いだろう。
でも、花茶の存在が多くのお客さまの癒しの場になり、季節の畑の産物やレストランのお食事は、お客さまの胃袋も心も満してもらっていると思っています。
そして農村浴を楽しんでくださっている姿は、数字だけで見る成功とは違ったものがあります。

思えば夢を抱いて、その夢はかなえる為に存在するのだと言い聞かせてきたこの道。
夢のチカラって凄いとつくづく思う。

撮影は、インタビューや料理など盛りだくさんでしたが、雪の晴れ間にドローンも飛ばして空からの撮影も。
まるでおとぎの国のようで、黄色い花茶が白い世界の中にポツンとかわいいです。

*追伸
 花茶の薬膳ランチプレートは、HAL農業賞を頂いたお祝い金で薬膳料理を習っています。
 お客さまへの恩返しのつもりの薬膳料理です。