卒業旅行

掲載日:2022.01.25

卒業旅行

産まれてからと言っていい、乳吞み児の時から花茶で育った花茶娘の孫が、この春は大学を卒業する歳になった。

昨年の夏ころから卒業旅行に高知へ行きたい、高知のカツオのタタキが食べたいと言っていた。
その想いを聞き逃すことなく、「みぃちゃんも一緒に行くわ。」と、私。
という事で孫娘と私の神戸経由、岡山、愛媛、高知への珍道中が始まった。

沢山、記しておきたいことが有るのだが旅の終わりに感じたことから綴りたいと思う。
まさか、計画したこの日にコロナ禍の真っただ中になったのは大きな誤算だった。
出発の間際まで、どうしようかと迷ったけど、今しか無いから無理を通して行くことにした。

孫が、インスタ等を検索して見つけた観光地は、殆どが人の姿が無く穴場ばかりでしかも山坂ばっかり。
それでもコロナ感染対策が取られていて、観光地としての使命感を感じた。

有名な愛媛の道後温泉でも、入浴の人数制限がとられていて浴室には5~6人しか入れてなく、外で順番待ち。
稼ぎじゃなくて安心安全を一番にして頑張っている取り組みに脱帽した。
ホテル従業員の対応も、おもてなしの気持ちが溢れていて、こんな時に来てくれたお客さまに感謝しているという姿が痛々しいほど感じられた。
(コロナ禍になり休業に入ったホテルや旅館、お土産店がたくさんありました。)
高知の日曜市も街頭でマスク着用の声掛けを至る所でやっていて、みんな本当に感染予防に努力をされている。
飛行機の機内も同様に、感染対策に真摯に向かい合っている様子が判って安心できた。

人混みに行かないように、大勢で騒がないように、黙食しましょう等など、感染予防の呼びかけがあるけど、必死で頑張っている人たちになにか応援できないものだろうか。
行った先々で感染者にならない自己管理をして過ごすことが、今できる事かなと思いながら旅をつづけた。

写真は、愛媛の道後温泉です。
道後温泉ホテル「椿館」宿泊は、孫からのプレゼントでした。