なごり雪

掲載日:2010.03.29

寒い、寒いとつい口走り不満に思うのは、私だけでは無いと思う。 
「きっと、今日が、最後の雪ですよね」なんて3月も終わりかけたカレンダーを見つめて言う。 
お彼岸も過ぎたと言うのに、花茶の庭は、まだ真っ白な雪原になったまま。時々、雪が舞う、そして、寒い。 
なまじ、高知で育ってきたから、3月の柔らかい暖かさの日差しを身体が覚えているのが、悪いと思う。 
ずーと、この地で育っていたら、こんなものだと諦めて、じっと春を待てるかもしれない。 
でも、随分と辛抱強く成ったと思う。 
どんなに足掻いても、大自然のなすところは逆らう事も動かす事も出来ない。じっと、待つしかない。 
だから、身体も心も温まる春が来たら、どこの人達よりも有りがたく嬉しく、感謝の気持ちが持てると思う。 
この雪原が、グリーンの絨毯になる春の日を描く。もうすぐだと言い聞かせながら。 

夕暮れの空に、幾重にもなってV字飛行をしている野鳥達の群れ。まるで、大絵巻を見ているよう。やっぱり、春はそこまで来ているね。 
(グチってもしよがないよね、みっきー)

なごり雪