夫婦旅行 台湾

掲載日:2017.12.12

略、毎年の様に冬季を迎えると友人夫妻と海外、国内と夫婦旅行を楽しんできた。 
この度、又行こうと誘われて、私は遺影の夫同伴で台湾旅行。 
寂しいかなぁと思っていたけど、友人夫妻といつもと変わらぬ道中で、「力ちゃんが居たら、こう言っていたね。とかこうしていたね。」 
とか様子が手に取るように浮かんでいた。 
まるでそこに居るように。 

北海道の寒さを逃れて温かい土地へ、それが何より嬉しいのだけど、生憎、台湾は今、冬でちょっぴり肌寒い処も有った。 

台北にある「中正記念堂」は、蒋介石の本名から来ている建物で遺品や功績の様子を見ることが出来る。 
衛兵交代式は、観光客のスポットのようなもの。 

兵役義務がある国だけど、こういう事を観光のひとつにしているんだなぁと思いながら眺めていると衛兵たちがイケメンであることを発見。(笑) 
ウワサでは、マスクで選ばれているとも。 
贅肉の無い姿態で微動だせず、直立している姿や交代式の移動の手足を伸ばして行進する姿は美しい。 
海軍も陸軍も空軍の兵士たちも交代でこの役目を負うと言う。 

寒い日も暑い日も雨風の日も微動だにせず1時間そこに立っているのは過酷な義務のようにも思えた。 

何処へ行ってもバイクやスクータが溢れていた。 
相乗りもOK。犬も同乗していたり、小さな子供も平気で相乗りさせていた。 
日本では考えられない光景が広がっている。 
ひょいひょいと車の脇をすり抜けて颯爽と走り去っていくけど、危なかしくて見ていられない。 

この国では、人間優先ではなく車優先らしい。 

台湾の中央あたりにある”日月潭”。 
多分、リゾート地だと思う。 
ここでゆっくり保養観光に見える人達が多いと聞いた。 
大人のゆっくりのんびりツアーだったので、この日月潭でまるいち日過ごすことになった。 

ホテルの目前は、淡水湖。 
さざ波のような湖が綺麗だったし、丁度月夜でとっても綺麗なお月さま。 
遊覧船に乗って、向こう岸に渡り、賑やかな観光地の人並みに揉まれた。 
ちょっとレトロな昭和の頃にタイムスリップした感じ。 
現住民のお土産や大道芸を眺めながら散策した。 
一番、台湾らしさに触れた気がした。 

台湾の南の高雄へは、新幹線で移動。 
日本の技術が投入されていることはニュースで周知していたが、実際見て、乗ってみると日本の新幹線とあまり変わりない。 

グリーン車に乗ると飛行機と同じくお絞りに飲み物とスナック菓子が配られてきた。 
ちょっとびっくり。日本も、このサービス欲しいな。(笑) 

多分、高雄の市内だったと思うけど公園でイベントが開催されていて、楽器の演奏や出店が並んでいた。 
そこで見つけたのが、有機栽培の野菜を売っているという看板。 
台湾の農業については、全く勉強不足で判らないけど、有機の意識が有るんだとちょっと驚き。 
北海道ではこの時期、種類多く野菜が食べられないので、私はいっぱい野菜を頂いた。 

旅行に行こうと誘ってくれた友人夫妻と記念写真。 

寂しい思いもすることなく、今回も以前と変わらぬ旅行が出来た事を幸せに思う。 
あと何回、夫婦旅行が出来るだろうかと思う歳に成ってしまったね私たちも。 

現役で仕事も出来る幸せ。 
そして、 
楽しい旅行できて、ありがとうミサちゃん。