ご無沙汰です

掲載日:2016.07.30

作者綴りがご無沙汰になって、イケマセンね、私。 
色んな事がいっぱいあって、パソコンに向かえばネタは有るのですが、老体の体力が維持できなくてスルーな日々でした。 
お天気は、悪くてスタッフたちと「夏が無い」とか「夏は、来るの?」とか悲観的な会話ばかりです。 
今朝も、雨です。 

一昨日は、中央農業試験所の公開デーでした。 

試験場栽培の米、、大根、じゃが芋、豆、ハスカップをメインにしての試食料理を作らせてもらった。 
はい、600人分です。 

私の担当は、苗を育てて田植えした米でなく直接田んぼに種を撒いて植えた米「きたくりん」を使って、今回も定番のハスカップ寿司。 
北海道でも直播したお米が、食べられるようになっているって凄いですね。 
しかも、他と引け劣らない味が、あります。(ぜひ、試しにお求めくださいね。) 

じゃが芋「とうや」は、シャキシャキサラダなるものを作る。 
前日の夕方からじゃが芋の千切り、しかも、じゃが芋を10キロよ。 
未だに首や肩が痛いです。(笑) 
でも、美味しいとの好評だったとことで苦労が報われていますけど。 

今回の公開デーは、25周年を記念イベントもあり「100年のごはん」の上映会やその監督「大林千茱萸」さまのトークショーもありました 
そんな訳で大林監督との昼食会用のお料理もご用意となりました。(ちょっと、キンチョウ) 

そんな折、雑誌「クロワッサン」の中から大林監督の対談紙面を見つけて、その中からの1品にヒントを得て”大根のジェノベーゼサラダ”を作ってみました。 
モチロン、監督は懐かしい料理のような気がしたとひと目見て思ったそうです。 

ハスカップは、寿司はモチロン、大根の酢漬けに使いましたが、デザートもと言う事でタルトを焼きました 
悔しいけど、次男に習いながら。(笑) 
試作もしてスタッフたちに食べてもらったりの苦労の1品でしたが、これも嬉しい好評で焼き菓子に少し自信を得たかも。 

大林監督を囲んでの昼食会にも、同席させて頂きお料理の説明をしながら頂きました。 
今回の映画監督でありながら「料理家」の肩書を持つ方です。 
そして、西洋料理作法講師であり、ホットサンドのレシピを作られた方でも。 
緊張以外のものありますか? 
料理の感想を聞くのもドキドキです。 
北海道ならではの食材を使っての料理だったので、喜んで頂けたし美味しいと好評を頂いたから、ひと安心。 
お話が弾んで、想像していた「監督」のイメージが全く違って気さくで楽しい方でした。 

午後から上映会とトークセクションでした。 
有機栽培研究に携わっている試験場の櫻井研究主任のやりとりです。 
映像は、美しい農村の風景であったり、作物やそれに携わる地元の人たちの動きが、綺麗に描かれています。 
村あげての有機栽培に取り組む事は、ものすごいエネルギーを使った事だと思います。 
それは私たち農業者から見て、理想的な営農の仕方と思うけど、ハードルの高さは素人が考えるものとは違うレベルの高いもので努力以外何物も無いくらい凄い事。 

命あるもの(野菜を含めて)を食べて生きているということは健康なものを食べる事が、健康に生きられる為に必要に思う。 
土つくりから始まって、私たちの命まで繋がっていると言う事を再認識した上映会でした。 

花茶農園は、完全な有機栽培は無理ですが、堆肥をいっぱい使って元気な土壌つくりをしています。 
農薬も極力控えているし、お客さまの目の届くところで栽培しながら、その野菜を使って調理しています。 
これからも、期待を裏切らない栽培と料理を提供していけると思っています。